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時事ニュース
センター試験の思い出
2022.1.17
先日、大学入学共通テストが実施されました。
毎年この時期になると、私もかつて受けたセンター試験(いまは共通テストと言うようですが、かつてはセンター試験と呼ばれていました)を思い出します。
私は、一浪したため、センター試験を2回受けました。
現役(高校3年生)のときは、大阪府立大で、浪人のときは桃山大学で受けました。
センター試験は1年で一番寒い時期に実施されます。センター試験に向けて集中力を高め、必死に臨んだ記憶があります。
私の記憶では現役の時は640点前後(800点満点)、浪人のときは680点(800点満点)でした。
浪人のときは、かなり勉強していて、模試では720点前後取れるとの判定が出ていたので、680点はかなりショックでした。
このショックは、私たちの同学年のほとんどが味わったものです。
というのも、私の浪人の年は、教育課程が変わる年だったかなにかで、私たち浪人組が受ける数学と、現役高校3年生が受ける数学とで、異なる問題が使用されました。
そして、私たち浪人組が受けた数学(確か数学ⅡB)がやたらと問題が難しく、数学の平均点が現役組と比較して20点近く低くなってしまったのです。
私も、模試や過去問では数学は90点以上取れていたのに、本番では60点くらいしか取れず、数学で大幅に点数を落としてしまいました。
センター試験が終わって数日して予備校に仲間と集まったとき、みんな茫然自失としていて、中には泣いていた仲間もいました。
この数学の影響で志望校を変更せざるを得なかった人も多数いました。
私は、志望校を変更せずに強行受験し、結果として何とか合格できましたが、毎年この時期になると、あのときの苦い記憶が蘇ってきます。
現在、その嵐の真っただ中にいる学生の皆さんの気持ちを思うと、私も胸が締め付けられます。また、いずれ私の子もこの気持ちを味わうことになるのかと思うと、何とも言えない気持ちになります。
ただ、成長過程においてこうした試練を経ることはやむを得ないものですので、通過した大人としては、学生の皆さんにも、ここが堪えどころと前向きな気持ちを以って、自分の力を存分に発揮いただければと思います。
学生の皆さんのご活躍を祈念いたします。
一歩法律事務所
弁護士 南 陽輔